代表あいさつ

 白石市は、江戸時代に仙台藩の重臣である片倉小十郎景綱の城下町で、 居城の白石城が1995年に復元され、観光地としても知られています。 また、隣の神明社の境内には、江戸時代に寺子屋で学ぶ子どもたちのために京都の北野天満宮(祭神は学問の神様の菅原道真) から分霊した天満宮があり、 受験生や家族連れの参拝客が多いところです。 このことから、江戸時代より学問への関心が高く、 明治以降も旧制中学校や女学校の設立と相使って、地域の人材を育成する歴史が刻まれてきました。

 歴史と伝統を大切にして学問を奨励する白石の地で、 1984年に3人の若者が地域の子どもたちへの社会貢献という志を持って学習塾をスタートさせました。これが今日の東北進学ゼミナールです。 爾来 35 年、教育や経営に手探りで寝食を忘れる熱意と根気で取り組み、子どもたちの将来の夢実現のために師弟同行で着実に成果を積み重ね、 多くの塾生や保護者、 小中高校からも理解と信頼を得、 仙南の地での学習塾としての基礎を築いて参りました。

 現在、国際化や情報化、 さらには少子高齢化が進展する社会の変化により価値観が多様化しています。今後は、それに伴う教育改革などを踏まえながら塾としての使命を堅持し、成すべきことを的確に見定めていかなければならないと考えています。 このことから、幼稚園から高校生までのレプトン始め多様なコースを設定して学力向上に努めております。 そのためには、子どもたちのための指導理念や方針を明確にし、これまで培ってきたスキルを活かし、 一人ひとりを確実に育てる新たな指導の在り方を探る厳しい姿勢で、 当塾への期待に応えていく所存であります。

教育理念

(1) 将来の夢実現のために頑張る子どもたちのために

 生きるための力として、学力をつけることが大切です。それは、将来働いていく時に職業選択の幅を広げ、幸せを手に入れるために必要なものだからです。学力の基本は、学校の教科で学ぶ識や技能、そして様々な経験を通して学ぶ常識と言われる教養です。 これをしっかり身に付けるために一人ひとりに寄り添い学力向上を図り、希望進路の達成の責任を果たします。


(2) 子どもたちを育てる保護者や家族の皆様のために

 子どもたちを育てる保護者や家族の皆様の、我が子、我が孫への健康で将来安定した生活を踊う愛情は他に例えることが出来ないほどの深いものがあります。そのことから、社会人として独立するまでの学齢期は子育てで、時には悩み、時には不安になる大変な時期です。そのような保護者や家族の皆様を一生懸命支え、一緒に子どもたちの成長を見守っていきます。


(3)変化する社会を生きていく人たちを育てるために

 我が国では、国際化、 情報化、少子高齢化が進展して社会が激変する中で、労働人口の減少は産業界の人手不足をもたらし、大きな問題になっています。 このような状況において、Alの導入等が検討されていますが、社会を生きていくために必要な「人間力」を身に付けることが大事なところから、コミュニケーション能力を向上させるための指導に取り組んでいきます。


(4)故郷で生きて、故郷づくりをする人たちのために

 工業化が進展した結果、地方の過疎化現象は歯止めが利かない状況にあります。とりわけ若者世代の都市への流出により故郷での定住者が減少することは、高齢化に拍車を掛けると共に産業の衰退や地域の活力が失せてしまいます。 生まれ育った我が町、我が故郷の活性化に貢献できる、新たな活力に満ちた魅力あふれる故郷づくりを考える人材の育成に努めていきます。


(5)安全で安心、豊かで思いやりのある社会のために

 日本は水と安全はタダだと言われた「安全神話」が崩壊し、水は商品化され凶悪な犯罪も増え治安が低下している昨今です。 数年前に日本人の伝統的な精神を描いてベストセラーになった「国家の品格」や、東日本大震災時の互いに思いやる態度が国際的な賛辞を受けましたが、このような日本人の伝統的な在り方生き方を、学びを通して気付かせ実践していきます。

教育指針

(1)好きなこと、やりたいこと、やれることを探し「未来につなげる」

 「好きこそものの上手なれ」という言葉があるように、人は好きなことには熱中して上達が早いと言われています。 今学ぶ教科であれ、将来の職業であれ自分の興味関心のあるものを見つけ、「未来につなげる自分探し」をしながら「未来の夢を咲かせる」学びを掲げていきます。

(2) ひたむきに面倒を見、 結果が出るまで粘り強く 「目と手をかける」

 学びは、創造力を養うための理解力を高めていくことで、そのためには基礎的な知識をしっかり身に付けることが必要です。 同じことを繰り返し反復する学習が大切で、結果は教え、教わる者の根気と熱意と工夫あるのみです。 ありとあらゆる指導でひたむきに面倒を見ます。

(3) 一人ひとりの長所を伸ばし、自己実現を図ることを「具体化する」

 十人十色と言われるように人の考えや好みは多様で、この個性こそが生まれ持った唯一無比のアイデンティテイと言われるものです。 一人ひとりに寄り添い個性を理解し、長所を大切に伸ばして、自己の能力を発揮する生き方を創造するために、 より具体的な学びで指導します。

(4)人としての思いやりのある在り方、生き方の学びを 「大切にする」

 人間が社会的動物である所以は、 集団を形成して生活の向上を図ってきた歴史にみることができます。集団は、 構成員の在り方、生き方における互いの思いやりによる理解と信頼が何よりも求められます。いつでも誰にも優しく豊かな心で接することのできる人間性を育みます。

(5)主体的に共に学び教え合い、 分かり易く伝える力を 「身に付ける」

 自ら考え、判断し、行動して課題を解決する学びが、社会で通用する真の力とされます。 このことから、常に主体的で対話的な深い学び理解を心掛けての指導の在り方を意識する必要があります。そのためにも、共に学び教え合うための分かり易く伝える力を酒養していきます。

(6)仲間と協調した態度で学び、 共に学ぶことの楽しさを「共有する」

 学問とは、人間の知的好奇心を操る未知の世界の憧れと日々の取り組みにより高められます。互いに学び合い、支え合い成果を共有できる仲間がいてこそ、学ぶことの楽しさと喜びを実感することができます。 そのためには、学びの場に相応しいケジメある協調する態度を大切にします。